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『祥祐クロニクル』覚え書き

2009年01月14日
またまた、お久し振りです。(ええ加減に‥)

 もうご存知とは思いますが、(本業がとんでもなく忙しかったにも拘らず‥つーか、逃避?)この半年、『祥祐クロニクル』という『マリア様がみてる』の二次創作同人誌作成にかまけておりました。
 『祥祐クロニクル』は無事完成し、『十月のロザリオ』で直売、現在は通信販売中です。即売会でうちのスペースをご訪問下さった方、直販、通販でご購入下さった方、ありがとうございます。

 とにかくラヴ茶で初の同人誌作成です。せっかくだから、記録を残しておく事にしました‥薫子さま(志音さまのお孫さんであり、『十月のロザリオ』制作進行担当)から厳しい勧告を受けていますので(苦笑)

 しかし、余り長くしますと、また途中で中断の憂き目に遭いかねませんから、できるだけ短く纏めようと思います。
で、以下に時系列に沿って経過を記述します。
(すみませんが、参加者は敬称無しで、複数人の記述は五十音順です)
☆は制作中に出版された『マリア様がみてる』関連の話題。
★が『祥祐クロニクル』制作に関連した出来事です。


4月1日 『マリア様がみてる マーガレットとリボン』発売

事の起こりは、この新刊の後書きで今野先生が「祐巳・祥子編の終わり」を示唆なさった事です。
 解っていた事とはいえ、「祥祐至上主義原理派(祐瞳推進教徒もちょっと入ってますが‥)」を標榜してきた者としては色々感慨深いものがあるのでした。

この時に考えた事を『祥祐クロニクル』の後書きに以下のように記しています。

恐らく‥いえ、確定事項として『マリア様がみてる』原作においては、
祥子さまのご卒業に伴い、祥子さまと祐巳ちゃんの物語はマリみての本流から外れる事になるでしょう。
傍流または伏流として物語に深みを与える役目を担うかもしれません。

でも、マリみての嚆矢として語られたのが二人の物語であったからこそ、
私たちが魅了され数多の妄想への道を驀進してしまった事は紛う方なき事実です。

そして、妄想は読み手が作品に捧げる最上の愛情表現になり得ると私は信じています。
最も幸せな妄想に耽る事を躊躇う必要はどこにもありません。

だから、原作の二人がどこへ向かおうとも、私たちは、
お互いの中に永遠を見出した祥子さまと祐巳ちゃんの物語を綴り続けるのです。

『マリア様がみてる』原作にありったけの愛と感謝を捧げつつ‥。


(わぁ‥ここに再録すると無意味に熱く吼え猛っている自分が恥かしい(赤面))
と、色々考えた末に‥。

5月21日 執筆依頼

ラヴ茶(祥子ラヴ人の茶の間の略:優貴さまのサイトである Wo ein Wille ist, ist auch Weg. のチャット)または、JuneBride of Maria(祥祐結婚設定SSの聖地:一真管理)における(ネット上または直接の)顔見知りである、家鴨一真織名薫子鎖六志音ヂィル猫子まさやん満吉ミネタノブコに、

「祥子さまの卒業を記念して、祥子さまと祐巳ちゃんの本を作ろう!」
と檄文を飛ばしました。

同時に表紙を鎖六に、挿絵を家鴨、鎖六、ミネタノブコに依頼しました。
鎖六には更に絵関係の調整を頼みましたが、他にSSの執筆も依頼してますから、これは仕事量的に無理がありまして‥すみませんでした。

また、この辺りでなし崩し的に、本の名前が『祥祐クロニクル』に、対外的な制作母体の名前が『祥祐クロニクル制作委員会』に決定しました。

5月23日 スケジュール変更

最初は無謀にも八月十五日の『夏コミ(コミックマーケット74)』合わせを狙っていましたが、
参加を表明してくれたメンバーから、
「スケジュール的に(特にあんたが)無理!」
とのご意見を頂き、委託をお願いする予定のサークルさんに、諸事情からお願いできなくなった事もありまして、十月十二日の『十月のロザリオ』合わせで発行する事になりました。よく考えれば、時間的に夏コミ合わせは絶対無理でしたので、まあ妥当なスケジュールに落ち着いたという所です。

5月26日 『祥祐クロニクル』企画専用Webページと掲示板を用意

掲示板は基本的には一斉連絡用です。(全員をCCに設定するメールが多いので)
Webページには作業の進捗状態を示す台割、タイムスケジュール、各人のプロット等を掲示して、参加者の危機感を煽るという‥つか結局、自分が一番煽られていたのですけどね。orz

6月2日 担当決定

本の構成ですが、年代記風という事で、二人の入学前から卒業後(結婚生活!)までを十二の時期に分け、
それぞれ毎にSSを一本(挿絵または表紙付き)という構成です。
ただSSの内容は聖典から乖離していない限り各人に任せました。
全体を一貫した物語とするのにも惹かれたのですが、みんなが納得する物語を作るのに時間がかかりそうですし、それぞれがそれぞれの時期をどんな風に解釈するのかも楽しみでしたので。
(私は今回招聘したメンバーの手によるSSのファンでもありますから)

参加者から書きたい時期のアンケートを取り、後は個別のネゴシエーションで担当を決定しました。
この時、SSのボリュームを七千五百字前後と皆さまにお伝えしたのですが、これが後で大失態となります。

当然ながらこの日から各人の執筆作業が始まりました。

7月15日 プロット及び(挿絵用)シーン説明の締め切り

この締め切りは絵師さま方に挿絵をお願いするために設けましたが、現実にはプロットまたはシーンの説明だけで挿絵を描くのは難しく、結局殆どの挿絵がSS本文入稿後になりました。
絵師の皆さまには多大なるご迷惑をお掛けしてすみませんでした。

8月1日 『お釈迦様もみてる 紅か白か』発売

まるで二次創作のような楽しい番外編でした。
で、八月末から完成したSSの提出ラッシュが始まります。

8月29日 『アオガエル       by志音    』到着
8月31日 『美しい人        byミネタノブコ』到着
9月 9日 『鮮やかな黒色     by家鴨    』到着
9月10日 『クロニクル       by薫子    』到着
9月12日 『この手に貴女を望む byヂィル   』到着
9月13日 『Chercher       by猫子    』到着
9月14日 『柳の庭にて      by満吉    』到着

9月14日 鎖六による表紙のラフアップ

この表紙が何と言いましょうか、私には何よりのカンフル剤でした。
続々と到着するSS? それは勿論、継続的に栄養を補給してくれる点滴です。

9月15日 『結婚式          by一真    』到着

★■9月15日 薫子が全体の進行/SS校正担当、家鴨がイラストの進行として編集に参戦

全体の編集は私ですが、どうしても見落としがありますし、修正の要求/受付が疎かになりがちです。
またイラスト関連の調整を鎖六に依頼してましたが、SSと挿絵と表紙を描いた上に‥ではちょっと無理です。
見かねた家鴨と薫子が上記の役目を買って出てくれまして、漸く入稿の見通しが立ちました。
本当にありがとう!

9月16日 『不器用で素敵なひと  by織名    』到着
9月16日 『帰ってきたヨッパライ byまさやん  』到着
9月16日 『冬空に法螺を吹き。  by鎖六    』到着

9月17日 『姉妹連祷        byもずる   』到着

これにて、SSが出揃い、編集作業を開始しました。
しかし、開始早々、SSのページ数オーバーが続出。
SSのボリュームである七千五百文字は、三十文字×二十五行×二段×五頁で計算したのですが、WORDの文字数カウント機能は一行空けるとそれを三十文字とは計算せず〇文字とみなします。
日本語の文章では(いえ日本語でなくても)一行まるまる空白は普通にあります。一行あけるたびに文字が三十文字少なくカウントされますから、あっという間に制限文字数をオーバーしてしまう訳です。
これは私の不徳の致す所で、今考えれば、七千五百文字と言わず、三十文字×二十五行×二段×五頁とだけ連絡すればよかった‥。(一応、Webサイトにはそう書いておいたのですけど‥)
更に最初から「オーバー上等!」で書いてきやがった兵(つわもの)も‥。(人の事はいえません。私もかつて規定ページの倍以上のSSを提出した事が‥因果応報って奴ですね)

勿論、オーバーする人がいる事を考慮して、数ページ余裕を持って台割はしていましたが、そんな物は焼け石に水。全体のページ数は印刷会社の格安パックを使う予定でしたので増やせません。
で、ありとあらゆる手段で詰めまくりましたけど、自ずと限界があり、
とうとう最後には頁構成を、三十文字×二十九行×二段に変更して切り抜けました。

が、この「ありとあらゆる手段による詰めまくり」が更に次の不幸を‥。(って、また?)

9月20日 家鴨、絵の提出用アップローダー設置

挿絵担当者による挿絵または表紙の製作も同時進行で進んでいます。そこに強力な武器として家鴨管理のアップローダーが登場しました。
アップローダーに絵がアップされると家鴨がみんなに連絡をいれてくれますので、大変助かりました。

9月26日 薫子より最終校正到着

脳内補完が自動的に効いてしまう(例えば乃梨子が乃利子になっていても気がつかない)私では、誤字脱字を見逃しまくりですので、薫子による綿密な校正は本当にありがたかったです。
この最終校正を皆さんに送り、返事に従って入稿原稿を仕上げます。

‥当然ながらこの後は修羅場でした。

9月29日 入稿完了

入稿原稿(DVD一枚に収まりました)が完成したのが二十九日の早朝。
そのまま会社に出て、夕刻、印刷会社に赴き入稿を行いました。

その場でページ数や原稿の有無などの簡単なチェックを行って貰います。
担当の方に原稿を提出して、ほっと一息つくまもなく大変な事態が判明。「ありとあらゆる手段による詰めまくり」の一つとして、表紙裏と裏表紙裏にもページを割り振ったのですが、表紙裏と裏表紙裏への印刷は有料の特別サービスである事が判明。しかも格安パックではそのサービスは受けられないとの事。(ちゃんと印刷依頼案内書には書いてありました)
焦った私の勘違いです。今日が十月十二日完成のための入稿期限ですから持って帰って再編集も出来ません。結局、格安パックを諦め、前後に二ページづつ、計四ページ増やしての入稿になりました。
余分なお金がかかってしまい本当に申し訳ありませんでした。

10月1日 『マリア様がみてる 卒業前小景』発売

これは楽しくも、そこはかとない寂寥を感じる短編集です‥ああ、いよいよ終わりなんだなあ。
最後のシーンで、抱き合ってわんわん泣く祥子さまと祐巳ちゃんが可愛くて可愛くて、何の衒いも躊躇いもない真っ直ぐな好きという気持ちが眩しくも羨ましく感じました。

10月4日 『祥祐クロニクル』紹介用特設Webページ公開

JuneBride of Mariaの管理人である一真もオリジナルの紹介ページを作ってくれました。
また、Webサイトを持っているメンバーも各サイトで宣伝を開始。
その結果、まだ手元に完成した本も届いてないのに、続々と通販申し込みが舞い込みだしました。
お問い合わせ下さった方、ご購入下さった方、ありがとうございました。

10月11日 マリア様がみてるオンリー同人誌即売会『十月のロザリオ』準備

私は当日のスペースで必要な物(クロス、立て看板、文房具等)を纏めて翌日を待つばかり。

薫子と家鴨は当日のおまけとして無料配布する『祥子と祐巳のDaybyDayセレクション』を作成してくれました。『祥子と祐巳のDaybyDayセレクション』は志音の連作『祥子と祐巳のDaybyDay』から八編を選び、書き下ろし一編を加えて作成した小冊子です。外読み用カムフラージュカバーまで付いた優れ物で好評を博しました。

10月12日 マリア様がみてるオンリー同人誌即売会『十月のロザリオ』開催(会場に直接完成した『祥祐クロニクル』到着)

当日は、(この即売会だけが目的ではありませんが)遠路はるばる上京してくれた満吉を初め、執筆者十二名中十名が参集するという大盛況状態(スペースの中が)。
売り子には不自由しませんが、スペースには多すぎる人数。交替で会場を回ったり外で休んだり‥。
即売会に売り手で参加すると異常にテンションの上がる私は、ただでさえ財布の紐の緩むマリみて同人誌をいつもの倍は買い込みました。

即売会での直接販売は約四十冊で、まずまずの売れ行きでした。
スペースにお越し下さった皆さん、お買い上げ下さった皆さん、ありがとうございました。
でも、この時既に通販の予約が四十冊以上入っていまして、翌日から嬉しくも忙しい怒涛の通販業務が始まります。

打上げはまさやんが担当してくれまして、『品川虎之介はなれ』で美味しい酒を注いだ杯を乾しました。

12月17日 『とらのあな』に委託打診

『とらのあな』に見本誌を送り委託を受け付けてもらえるかの審査を受けました。
十月後半は通販業務に明け暮れ、十一月は仕事が半端なく忙しかった為、大変遅くなってしまいました。

12月20日 『とらのあな』から委託受諾の連絡
12月22日 『とらのあな』に委託分発送

不安な二日間でしたが、幸いにして委託を引き受けてもらえる事になりました。
この後また、しょうもないミスがありまして‥委託分に同封する納品書は『とらのあな』専用の物(無料で取り寄せ可能)を使う必要があるのを見落としていました。
そんなこんなで『とらのあな』での発売は年明けと相成りました。(1月14日時点で『とらのあな』のWebサイトで検索できますから、そろそろ店頭に出ているはずですが)

12月26日 『マリア様がみてる ハロー グッバイ』発売

1998年に『無印』が発売されて以来、足掛け十年にわたる『マリア様がみてる』の『祐巳・祥子編』がとうとう終わり‥よい最終回でしたし、今までの三十四冊で語るべき事は十分に語られたとは思います‥が、
出来れば、無限に語り続けていて欲しいと願うのは、ファンとしては止むを得ない心のありようなのです。
それが叶わないのであれば、せめて、現時点のリリアン女学園の延長線上で新たな物語が紡がれる事を!
でも、たとえ、もし、今野先生がリリアン女学園という設定のみを生かして、まったく別の少女たちや異なる時代の物語を書かれたとしても‥ついて行きますとも。ええ、勿論!


以上、大急ぎでしたが『祥祐クロニクル』製作の顛末をご紹介しました。
最後になりますが、
ずぼらな私に呆れもせず、最後まで付き合ってくれた『祥祐クロニクル制作委員会』の面々に、
『祥祐クロニクル』に関心を持って下さった皆さんに、
そして、
この拙い記録を読んで下さったあなたに、
心よりの感謝を捧げます。
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コメント
兵どもが…
>更に最初から「オーバー上等!」で書いてきやがった兵(つわもの)も‥。

ううっ……すみませんでしたっ!(汗)
普段は短いものしか書けないのに、どうして字数制限がかかっている時には長くなってしまうのか……。そして、引用やら注やらでさらに伸びた子(SS)でしたね。ほんとーにもずるさんにはご苦労をおかけしました。

引用といえば、著作権について出版社までお問い合わせとかやったんですよね。さすがに「同人誌に使います」とは言えませんでしたが。

No title
思い出しても力及ばぬところ多く。
もっとこうしていれば、と。目立つところを担当させていただいただけに、もう少し上手くやれなかったのかなーとか、省みるところも多いですね。
とはいえ、みんなで完成に向けて頑張ったあの期間は、楽しかった。
参加されし方々には感謝しています。もずるさまも、本当にお疲れ様でした。

とらのあなに受託されたんですねえ。ちょっと驚きましてございます。
何もかもみな懐かしい‥(お約束)
コメントありがとうございます。
■ 一真さま
> ううっ……すみませんでしたっ!(汗)
いえいえ、素敵なSSでしたし、相身互いですよ(目が笑ってない微笑)
こちらこそ「ありとあらゆる手段」と称して、漢字の使い方から語尾まで色々と変更をお願いしてすみませんでした。

そうそう、著作権の話もありましたねー。多少手間でしたけど必要な事だし、興味深い経験でした。
■鎖六さま
> 思い出しても力及ばぬところ多く。
いえいえ。もちろん、描き手の立場としてはご自身の仕事に色々感慨もお有りでしょうけど、依頼者としては、あの素敵な表紙を描いて頂いただけでも感謝感激です。さらにSSと挿絵まで‥沢山の仕事をお願いしてすみませんでした。

さて、お礼と言っては何ですが、年末のコミケで鎖六さまにお貸ししたい同人誌を、た・い・り・ょ・うに仕入れてきましたので、お楽しみに♪

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